クロミッドの服用方法

クロミッドは、一般的によく使われている排卵誘発剤です。
不妊治療に取り組む人を始め、さまざまな人が利用しています。
用法用量を正しく知って、効果的に妊娠しやすい体を作りましょう。

クロミッドという薬について

クロミッド 薬

排卵誘発剤として使われるクロミッド

クロミッドは、排卵誘発剤という排卵を促す薬の一種です。
排卵誘発剤の中でも、スタンダードといえるものです。
妊娠の必ず必要な排卵を促進するために使われます。
同じクロミフェンを主成分とする薬には、セロフェン、フェミロン、クロミフェンなどがあります。
効果はほとんど同じで、商品名と成分が少し違います。

クロミッドが効果的な人

クロミッド 効果的

クロミッドを使う目的は、排卵の促進です。
無排卵の人や排卵が安定しない人には、特に効果があります。
無排卵の人が排卵を起こすことができる確率は、80%程度となっています。
排卵がある人でも、タイミング法の成功率を上げるために使われたりもします。

クロミッドの服用方法

排卵誘発剤には、飲み薬と注射薬の2種類あります。
クロミッドは、飲み薬タイプです。
間違った使い方をすると、悪影響になってしまうこともあります。
服用方法をしっかり確認して、正しく利用しましょう。

クロミッド タイプ

用法

クロミッドは、正しい周期での排卵をするために使います。
そのため、決められた期間に定期的に決まった時間に服用する必要があります。
生理の3〜5日目に飲み始め、5日間ほど続けて服用します。
薬の効果が出るまでには、約1週間程度かかります。

用量

1日の摂取量は、50〜100mgで、錠剤だと1〜3個となります。
医師の判断によって、効果が薄い場合などに量を増やすことがあります。
通常は1錠から始めます。
1錠では効果が確認できなかった場合、量を増やしていきます。
無排卵の人は、初めから2錠を服用することもあります。

クロミッドは、副作用が少ないことがわかっています。
しかし、まったく副作用がないわけではありません。
妊娠において、大切なはたらきに悪影響を与えてしまうことがあります。
例えば、頚管粘液を減少させてしまったり、子宮内膜を減少させてしまします。
結果的に、妊娠しにくい状態になることがあるので、特に注意が必要です。

クロミッド 注意

クロミッドを服用する時の注意点

飲み忘れた時の対処

クロミッドは、服用期間の決められた時間に飲むことが重要です。
飲み忘れた場合の対応も、事前に医師に確認しておくことをおすすめします。
数時間後に飲み忘れたことに気付いた場合は、服用しても問題ないようです。
次の服用時間が近い場合は、一回飛ばすのがいいでしょう。

使用期限

クロミッドを飲み忘れることがあると、錠剤が余ることもあるでしょう。
薬には使用期限があり、期限を過ぎると品質が劣化してしまいます。
もったいないですが、使用期限は必ず守って利用しましょう。

飲酒

クロミッド 注意 飲酒

クロミッドは、肝臓に負担がかかります。
クロミッドを服用した時の飲酒の影響は、はっきりとはわかっていません。
しかし、アルコールの分解にも肝臓がはたらきます。
絶対に関係がないとは言い切れないのではないでしょうか。
妊娠するにあたっての悪影響もあるので、飲酒は控えておいたほうが良いでしょう。

まとめ

排卵誘発剤のクロミッドは、よく使われる薬です。
どのような薬でもそうですが、用法用量を守って使わないと、逆に悪影響があります。
使う人の状態によって、量などは変わってきます。
必ず医師に確認して、自分に合った用法用量で使っていきましょう。

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