日本には、どれぐらいの病院があるの?
日本には、3000を超える産婦人科施設があります。
この3000を超える産婦人科の中で、不妊治療を扱っている施設となると凡そ7割ほどと言われているので、日本で不妊治療を受けられる病院となるとその数は約2100となります。
この2100ある病院から
- どの病院を選んでも妊娠する人
- 特定の病院を選べたから妊娠できる人
- 特定の病院を選んでしまったが故に妊娠できない人
あなたの選択次第で少なからず妊娠の可能性は変わってきます。
妊娠を望む素敵なパートナーと出逢えたように、クリニック選びも悔いの残らぬようおさえるべきポイントはしっかり抑えましょう。
ポイント1:不妊外来がある、あるいは不妊専門の病院であるか?
「不妊治療はやってますか?」
病院にこのような確認をしますと、およそ7割の病院が「はい」と答えてくれるでしょう。
重要なのは不妊治療をやっているか否かではなく、実績の有無、もっと言うと評判の良い専門の医師がいるかどうかを確認する必要があります。
また、不妊治療を受ける際の待合室で妊婦さんを見ると気分が落ち込んでしまう人もいます。
そのような人は、妊婦さんと顔を合わせない不妊専門の病院を選択されると良いでしょう。
ポイント2:最新の不妊治療設備が整っているか?
テクノロジーの進化もあり、医療機器は日々進化を続けています。
常に最新の医療機器を導入するよう心がけている病院もあれば、時代遅れの医療機器を使い続けている病院もあるのが実情です。
ホームページの確認、病院への電話での問い合わせ、実際に通院している人の口コミなどを参考にしましょう。
ポイント3:男性不妊治療の対応ができるか?
驚かれる人もいますが、カップルの不妊原因の約半分は、男性側に原因があります。
病院によって、男性の同伴を認めているところもあれば、男性の不妊治療を取り扱っていないところもあります。
男性次第ではありますが、一人で不妊治療の病院に通うことに抵抗のある人もいますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
ポイント4:通いやすい場所にあるか?
不妊治療で病院に通う平均年数ですが、およそ2年となります。
もちろん、1日も早く妊娠できるにこしたことはないのですが、長期戦になることも考慮し、自宅、または職場から通いやすい場所であるかどうかは重要な検討項目になります。
平日働いている女性であれば、休日、夜間での診察が可能かどうかも確認しておくと良いでしょう。
ポイント5:不妊治療方法の取り扱い数
不妊治療は行っているものの、特定の治療手法のみに限定している病院が多いのが実情です。
体外受精や、顕微受精といった高度な不妊治療への対応可否も事前に確認しておくと良いでしょう。
ポイント6:費用体系が明確である
一概に不妊治療といっても、受ける治療によって費用は異なります。
インターネット上に大まかな費用感を掲載している病院も増えてきました。
気になる症状・治療での相場観をインターネットで確認し割高な治療を受けていないか、または受けてしまうリスクがないか確認しましょう。
気をつけたいポイントとしては、安ければ良いというわけではありません。
高額であったとしても納得のいくクオリティの高い治療を受けられるのであれば検討すべきです。
ポイント7:担当医の説明に説得力がある
場合によっては長期戦となる不妊治療。
治療に関する説明が不十分であったり、ろくな問診をしてくれないなど、対応に違和感を感じたら躊躇せずに行動を起こしましょう。
不妊治療はどこで受けてもこんな感じなのかな、などと甘んじることなく常に必要な情報を収集し適切な行動を取れるよう心がけましょう。
まとめ
病院によって、不妊治療のクオリティは千差満別です。
「近いから」、「安いから」などといった安易な基準で考えず、妊娠できる可能性に着目してしっかり吟味しましょう。
不妊治療中には、沢山の意思決定が迫られます。
自身で必要な知識をしっかり身につけることはもちろん勿論なのですが、最後に頼りになるのは専門医です。
信頼のおける専門医との出会いは妊娠の可能性を高めるだけでなく、納得のいく悔いのない不妊治療を行うという意味でもとても重要になります。