妊娠したい人が必ず知っておくべき7つのこと

早く妊娠したいからといってがむしゃらに頑張るだけでは妊娠の可能性は高まりません。
妊娠したいのであれば、適切な知識を身に付けた上で適切な妊活を行う必要があります。
この記事では、妊娠したい人が知っておくべきポイントをわかりやすくまとめました。

妊娠したいと思ったらまずはじめに・・

早く妊娠したいということであれば、まずは妊娠の基礎知識を頭に入れておくことが重要です。
あなたは、妊娠の仕組みを理解していると自信を持って言えるでしょうか。
妊娠のプロセスを簡単に説明すると、排卵された卵子と、射精された精子が出会い受精卵となります。
受精卵が子宮まで移動し、子宮の中で根を張って成長し始めることを着床といいます。
忘れないでほしいポイントは、排卵された卵子が受精可能な時間はおよそ排卵直後から24時間ということです。
この24時間以内に卵子と精子が出会える状態を作ってない限り妊娠のチャンスはありません。

妊娠したいならいつセックスするべき?

排卵の3日前から排卵日当日、排卵日翌日の計5日間が妊娠可能な期間とされています。
おさえておくべきポイントは精子の寿命と、排卵後の卵子の受精可能時間です。
射精された精子の寿命は約3日です。
排卵後の卵子が受精可能な時間は排卵後24時間です。
つまり、排卵の3日前に射精された精子は寿命が3日であることを考慮すると排卵日まで膣内で生きることができ、排卵されてくる卵子を待ち受けることができるのです。
従って妊娠可能な時期である排卵日の3日前から1日おきぐらいでセックスをすると常に受精可能な卵子の周りに元気な精子がいる状態が作れます。

肝心の排卵日をどうやって特定するの?

排卵日を特定する方法は大きく4つあります。

1:月経周期からの逆算

自身の月経周期から14日マイナスした日がおおよその排卵日とされています。
月経周期そのものは個人差も大きいとされているのですが、排卵から月経までの日数となると個人差は少なくだいたい14日とされています。
仮に月経が30日サイクルの人で、最後の月経が1月1日だったとします。
このような人のケースでは次の月経は30日を足した1月30日となり、その日から14日をマイナスした1月16日が排卵日と推測できます。

2:基礎体温の変化

月経サイクルにおいて基礎体温がガクッと下がる日があります。
ガクッと下がった体温はその後上昇し高温期に入ります。
このガクッと体温が下がった日の前後が排卵している可能性の高い日とされます。
排卵を期に、プロゲステロンというホルモンが分泌されることによって体温が上がるとされています。
排卵日を推定するためにも、まずは基礎体温を記録しはじめると良いでしょう。
基礎体温の記録は、排卵日を推定する以外にも病院で医師から問診を受ける際に非常に貴重な情報源となります。基礎体温の記録があることで医師による状況判断の質が高まります。

3:排卵検査薬で予測する

市販の排卵検査薬を用いることで排卵日の予測が可能です。
排卵検査薬では、尿中の黄体化ホルモンの値を測定し、ホルモンの値が一定値を超えると陽性反応が出ます。
黄体化ホルモンは排卵が近づくにつれて上昇していくホルモンとして知られています。

4:超音波検査で予測する

超音波検査をすることによって、卵巣内にある卵胞サイズの計測が可能になります。
排卵直前の卵胞のサイズは、およそ20ミリになリますので測定時の大きさ測ることによって排卵までの日数が推定可能になります。
月経周期から逆算したり、排卵検査薬の使用と比較しても精度の高い方法です。

妊娠したいなら食生活を改善しよう

妊娠したいのであれば、規則正しい食生活が重要となります。
妊娠に至るまでの各プロセスでは、体内の様々な機能が正常に働く必要があります。
あなたの体は、あなたが食べたものによって作られていることをくれぐれも忘れないようにしましょう。

卵子の質を改善する食べ物

抗酸化作用のある食べ物が良いとされています。
大豆、にんじん、トマト、かぼちゃ、ピーマン、りんご、かぶなど。

精子の質を改善する食べ物

精子の元であるタンパク質と、精子の運動率を上げる亜鉛をたくさん摂取できるよう心がけましょう。
アナゴ、牡蠣、納豆、オクラ、山芋、かつお、あさり、アーモンドなど。

葉酸

生まれてくる赤ちゃんの先天性奇形などの病気を防ぐために重要な栄養素とされています。
枝豆、モロヘイヤ、ブロッコリー、芽キャベツ、ほうれん草、菜の花など。

妊娠したいなら生活習慣を見直そう

冷え性の改善

冷え性の人は血行が悪くなってしまい、妊娠に必要な栄養素やホルモンが体に行き渡らなくなってしまいます。
妊娠したいということであれば、冷え性の改善は基本中の基本となります。

タバコやアルコールといった体に有害なものを摂取しない

タバコ、アルコールを摂取すると血行不良になったり、排卵機能に問題が生じやすくなります。
タバコもアルコールも摂取して妊娠に良いことはないので、妊娠したいのであればできるだけ摂取しないようにしましょう。

十分な睡眠をとる

睡眠と健康は切っても切り離せない関係にあります。
十分な睡眠をとることでホルモンバランス、自律神経が整い妊娠しやすい体質になります。

妊娠したいのになかなかできない・・・

妊娠を望んでいるにも関わらず、なかなか授かることができないということであれば、一度不妊治療をあつかっている病院に行ってみると良いでしょう。
健康なカップルが妊娠を望み性生活を営んでいる場合では、1年で約80%、2年で約90%の確率で妊娠に至るとされています。
不妊期間が一年を超えるようであれば、病院に行って一度問診、不妊検査を受けた方が良いでしょう。
また女性の年齢が35歳を超えてくると、妊娠の確率は大きく減少してきます。
女性が高齢のカップルの場合は1年を待たずしても、妊娠を望まれるのであれば早いタイミングで病院の先生に相談されることをお勧めします。

不妊治療ってどういう治療があるの?

不妊治療と一言で言っても、カップルの状態によって様々な治療があります。
一般的なケースでは、まず最初に基本的な検査を行い問題の有無を確認します。
検査の結果によって特定の問題が見つかった場合は、問題への対処を行います。
例えば、卵管に癒着が確認され卵子が子宮まで移動できないといった問題を抱えている人であれば、卵管の癒着を解消するような治療を行います。
一方で、検査を行ったにも関わらず不妊の原因が特定できないケースも多くあります。
そのような場合は、まずは適切なタイミングでセックスができるようにタイミング指導という治療にあたります。
タイミング指導を行ったにも関わらず妊娠に至らないということであれば、人工授精、体外受精と徐々に治療のレベルをステップアップしていきます。

まとめ

妊娠したいと思っているすべての人が赤ちゃんを授かれることを祈っています。
不妊治療は精神的にも肉体的にもタフさが求められます。
パートナーと力を合わせて前向きに励ましあいながら妊活できるように頑張りましょう。