高プロラクチン血症の妊娠への影響は?不妊になってしまう?

不妊治療の検査を受けていくと、プロラクチンの値に異常が見られることがあります。
病名は高プロラクチン血症といわれますが、不妊に与える影響はどの程度あるのでしょうか。

プロラクチンのはたらき

高プロラクチン血症 プロラクチン

プロラクチンとは

プロラクチンとは、妊娠のメカニズムにおいてはたらくホルモンです。
プロラクチンは、脳にある下垂体の前葉から分泌されます。

妊娠におけるプロラクチン

プロラクチンは、乳腺刺激ホルモンといわれています。
プロラクチンのはたらきは、出産の準備をすることで、主に3つあります。
1つ目は、女性の妊娠において乳腺を刺激することです。
出産後には、乳汁の産生・分泌を促します。
2つ目は、出産後に大きくなった子宮を収縮させて元に戻します。
出産後に元の状態に戻して、できるだけ早く普通の状態になるようにはたらきます。
3つ目は、出産を終えた後すぐに妊娠することを避けるために、排卵を抑制する作用があります。
出産では女性の体に大きな負荷がかかって、力を使っています。
また、赤ちゃんの面倒を見る必要もあり、出産直後の妊娠は好ましくありません。
そのため、女性の体は妊娠しにくくなります。

高プロラクチン血症について

高プロラクチン血症 概要

高プロラクチン血症とは

なかなか子どもができないときに、不妊治療を行います。
不妊治療では、不妊の原因になっている障害を探します。
不妊の原因の一つに、血中のプロラクチンの値が高すぎる、高プロラクチン血症という病気があります。
プロラクチンの値が通常よりも高いため、妊娠しにくい体になっているのです。

高プロラクチン血症の不妊への影響

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プロラクチンは、出産への準備をしますが、妊娠に関しては障害となります。
妊娠を防ぐはたらきをするので、高プロラクチン血症が妊娠したい人へ与える影響は大きいです。
プロラクチンが高い場合、排卵を抑制します。
月経があっても、排卵がないこともあります。
排卵がなければ、妊娠することはありません。

高プロラクチン血症の原因

高プロラクチン血症の原因は、大きく3つに分けられます。

高プロラクチン血症 理解

機能性高プロラクチン血症

根本的な原因がわからないことが多いケースです。
ストレスや不規則な生活などによって、ホルモンバランスが崩れてしまうために引き起こされていると推測されます。

薬剤性高プロラクチン血症

プロラクチンの値を上げてしまう薬を服用しているケースです。
ドーパミンを抑える作用のある薬が該当します。
具体的には、睡眠薬や胃薬、精神疾患の薬を使っている場合などで、プロラクチンへの影響が出る可能性があります。

腫瘍性高プロラクチン血症

プロラクチンを分泌する下垂体に腫瘍ができてしまうケースです。
下垂体には、良性の腫瘍ができることはよく起こります。
腫瘍が下垂体のようなはたらきをして、プロラクチンを過剰産生してしまうことなどが起きます。

高プロラクチン血症 良くない

まとめ

プロラクチンは、出産においての準備をするホルモンです。
妊娠したい人にとっては、排卵を抑制するため障害となってしまうものです。
プロラクチンの値が高すぎる病気が、高プロラクチン血症です。
不妊の原因になる病気なので、妊娠を望む場合は、治療が必要です。

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