胚盤胞移植とはどのようなもの?凍結させるといいの?

不妊治療において、胚盤胞移植とはどのような方法なのでしょうか。
また、凍結胚盤胞移植だとどう違うのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

不妊治療について

胚盤胞移植 悩む

不妊治療の必要性

社会の変化によって、結婚や妊娠・出産をする人の年齢が上がってきています。
女性の高齢化によって妊娠のしやすさに影響があることは、一般的に広く認知されています。
近年では、望んでいても子どもを授かることができずに、不妊治療を行うカップルが増えています。
不妊とは、1年以上の期間で妊娠に向けた取り組みをしても、妊娠できない状態をいいます。
一昔前には7組に1組とされていた不妊のカップルも、最近は6組に1組以上といわれるほど多くの人が悩まされています。
不妊は、少子高齢化を押し進める、現代の大きな社会問題の一つといえます。
そういった背景があり、不妊治療の必要性はとても高くなっています。

不妊治療の進め方

胚盤胞移植 説明

不妊治療では、妊娠の妨げになっている障害がないかを確認するために、検査を行っていきます。
具体的な障害が見つからない場合、タイミング法から始めるのが一般的です。
タイミング法は、排卵の時期を予測して妊娠の確率が高い時に性交を行う方法です。
排卵の時期は、基礎体温の測定や検査により予想していきます。
タイミング法で妊娠しない場合、ステップアップして人工授精や体外受精を行います。
人工授精は、取り出した精子を人工的に子宮に注入する方法です。
体外受精は、精子と卵子のどちらも採取して、体外で受精をさせて子宮に移植する方法です。

体外受精のパターン

胚盤胞移植 赤ちゃん

精子と卵子が受精卵になって、成長を始めた状態を胚といいます。
体外受精では、いつ胚を移植するかによって、いくつかの進め方があります。

初期胚移植

初期胚移植とは、受精後2〜3日経過した状態の胚を移植する方法です。
以前は技術的な問題により、この段階までしか体外で胚を培養できませんでした。

胚盤胞移植

胚盤胞移植は、受精後5〜6日の胚盤胞といわれる状態まで成長させてから移植する方法です。
胚盤胞は着床の寸前まで成長した状態なので、妊娠が成立する確率が高いです。

新鮮胚移植

採取した精子と卵子を受精・培養の後、凍結させることなくすぐに子宮に移植する方法です。

凍結胚移植

新鮮胚移植とは違い、培養後に一旦凍結保存する方法です。
凍結させる理由は、採卵後の女性の体が、妊娠に適していないことがあるためです。
凍結させることによって、女性の体が妊娠に適した状態になるタイミングを待つことができます。

胚盤胞移植 理解

まとめ

社会の変化に伴って、妊娠・出産の年齢が高齢化しています。
広く認知されていますが、女性が高齢化すると妊娠する力に影響があります。
そのため、近年は不妊に悩み、不妊治療を行うカップルが増えてきます。
一般的に不妊治療では、タイミング法に始まり、結果が出るまで人工授精や体外受精にステップアップしていきます。
体外受精において、妊娠の確率が高いのが凍結胚盤胞移植です。
着床する前の胚盤胞を妊娠に適したタイミングで移植するため、成功率が高くなります。
人それぞれ合った方法を選択することが重要となるので、医師とよく相談して決めていきましょう。

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