体外受精は着床ができるかが重要!

体外受精において、着床が重要なポイントとなります。
なぜそういえるのかを詳しく見ていきましょう。

体外受精について

体外受精 概要

体外受精とは

体外受精とは、卵子と精子を採取して体外で受精させる、不妊治療の治療方法の1つです。
受精した卵子と精子を胚といい、受精後に発育した良好な胚を体内に移植します。
一般的には、2〜5日間の培養をした後に一番良好な胚を選んで、膣から子宮の中に胚移植します。
2〜3日培養すると4〜8分割の胚となり、胚移植といいます。
5〜6日培養すると胚盤胞という段階まで変化するので、胚盤胞移植といいます。
胚の培養後に、一旦凍結保存をしてから体の調子が良好な時に移植をするという方法もあります。

不妊治療の取り組みの中では、原因がわからないままの場合が多いです。
妊娠の可能性を高めるさまざまな方法を試していっても、原因がわからなければなかなか結果に繋がりません。
体外受精は、タイミング法や人工授精などとは違い、確実に精子と卵子を出会わせることができます。
確実に受精できるようにプロセスを人工的に進めるので、不確定要素が減り自然妊娠では起こってしまう問題を回避できることがあります。

体外受精を行う人

体外受精 悩む

体外受精は、誰にでもすぐ行える治療法ではありません。
妊娠における障害があり妊娠が難しいとわかっている場合や、さまざまな治療法を行っても妊娠できない場合などに選択されます。
妊娠における障害とは、女性側では卵管が塞がっていて精子が卵子と出会えないことや免疫機能がはたらいて精子を異物として攻撃してしまうことなどがあります。
男性側では、精子が少ない乏精子症や精液中に精子がまったくない無精子症などです。
精液中に精子がまったくない無精子症だとしても、精巣から見つかることがあります。
1つでも精子を採取することができれば妊娠できる可能性はあるのです。

体外受精のプロセス

体外受精 プロセス

排卵誘発

体外受精では、卵子を採取する必要があります。
自然排卵を待つこともありますが、効率的に採卵するために排卵誘発剤が使われることもあります。
排卵誘発剤は、内服薬や注射を使って卵巣を刺激します。

採卵・採精

卵巣に特殊な針を指して、卵子を取り出します。
採取できる卵子が多く、時間がかかるような場合、麻酔を使って行うことが多いようです。
同じく精子も男性から取り出す必要があります。
自宅や病院の採精室でマスターべションをして採精をします。

受精

受精の方法は、卵子に精子を振りかけて受精を待つコンベンショナル法が一般的です。
コンベンショナル法でうまくいかないときには、より確率の上がる顕微授精を行うこともあります。
顕微授精は、卵子の中に精子を1つ直接入れる方法です。

胚の移植

体外受精 移植

精子と卵子が受精すると胚となります。
数日間培養をして4〜8分割になった胚を、子宮内に移植します。
5〜6日間まで成長させて、胚盤胞といわれる段階で子宮内に移植することもあります。
また、採卵で卵巣が腫れてしまったりして妊娠に適した体になっていない時は、凍結保存されることもあります。
現代では技術が進んだことによって、凍結保存されて女性の体が良好な状態を待つことはよく行われる方法です。
凍結胚移植では、他の方法に比べて妊娠の確率が高いので、最近ではよく選択される方法です。
妊娠に適した子宮内膜になっていることが重要なため、排卵誘発剤の副作用などが収まった後で胚移植をするのです。
移植後は、子宮内膜に着床すれば、妊娠が成立となります。
自然妊娠では、着床の前にさまざまなステップがあります。
しかし、体外受精の場合、着床できるかどうかという点が大きなポイントとなります。

黄体ホルモン補充

 体外受精 注射

妊娠の継続に必要な黄体ホルモンを補充することがよく行われます。
補充することで黄体機能をサポートしてやるのです。

妊娠判定

約2週間後に、尿検査や血液検査でホルモンの値を検査します。
血液検査のほうがより精度の高い検査方法です。
この時に妊娠していなければ、次の取り組みについて検討していきます。

まとめ

体外受精は、なかなか妊娠できない人にとっては、とても有益な治療法です。
妊娠のプロセスの多くの過程を人工的に行い確実に進んでいくことができるためです。
体外で受精された胚は、子宮内に戻されて着床できるかが大きなポイントとなります。
体外受精では着床がとても重要で、そこから自然妊娠と同じ妊娠のプロセスで進んでいくのです。

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