体外受精の流れやスケジュールは?

体外受精に取り組む人にとっては、よくわからないことが多いのではないでしょうか。
一般的な治療の流れやスケジュールを確認して、イメージをつかんでみましょう。

体外受精について

体外受精 説明

体外受精とは

体外受精とは、事前に体内から取り出した卵子と精子を体外で受精させる治療です。
受精した卵子と精子を受精卵といい、細胞分裂が起きた受精卵を胚といいます。
体外受精では、受精後に発育した良好な胚を体内に移植します。
一般的には、2〜5日間の培養後に一番良好な胚を選んで膣から子宮の中に胚移植します。
体外受精は、確実に精子と卵子を出会わせることができる方法です。
不妊治療の取り組みの中では、原因がわからないままの場合が多いです。
妊娠の可能性を高めるさまざまな方法を試していっても、原因がわからなければ結果に繋がりません。
体外受精の場合、プロセスを人工的に進めるので、不確定要素が減り自然妊娠では起こってしまう問題を回避できます。

体外受精を行う人

体外受精 夫婦

体外受精は、誰にでもすぐ行える治療法ではありません。
妊娠における障害があり妊娠が難しいとわかっている場合や、さまざまな治療法を試ても結果が出なかった場合などに行われます。
障害はとても多岐にわたっていて、女性側では卵管が塞がっていて精子が卵子と出会えないことや精子を異物と判断して攻撃してしまうことなどがあります。
男性側では、精子が少ない乏精子症や精液中に精子がまったくない無精子症などです。
無精子症の場合であっても、精巣から1つでも正常な精子を採取することができれば妊娠できる可能性はあります。

体外受精の成功率

体外受精は、取り組んだとしても途中で上手くいかないこともあります。
体外受精を行った上での妊娠の確率は、約20%前後とされています。
病院によっては、妊娠成立の基準が違うこともあり、成功率が変わってくることがあります。

体外受精の流れ

体外受精 受付

排卵誘発

体外受精では、自然排卵を待つこともありますが、排卵誘発剤の内服薬や注射を使って卵胞を育てます。
薬を使うのは、卵巣を刺激して効率よく採卵をするためです。

採卵・採精

卵巣に針を指して、卵子を取り出します。
時間が長くなるようなら、麻酔を使って行うことが多いようです。
同じく精子も男性から取り出す必要があります。
自宅や病院の採精室でマスターべションをして採精をします。

受精

一般的には、卵子に精子を振りかけて受精を待つコンベンショナル法を行います。
コンベンショナル法でうまくいかないときには、顕微授精を行うこともあります。
顕微授精は、精子を卵子の中に直接入れる方法です。

胚移植

体外受精 移植

精子と卵子が受精すると胚となります。
数日間培養をして4〜8分割になった胚を、子宮内に戻します。
このときもう少し成長を待って、胚盤胞といわれる段階で子宮内に戻すこともあります。
また、採卵で卵巣が腫れてしまったりして妊娠に適した体になっていない時は、凍結保存されることもあります。
技術が進んだことによって、凍結保存されて女性の体が良好な状態を待つことはよく行われる方法です。

黄体ホルモン補充

妊娠の継続に必要な黄体ホルモンを補充します。
補充することで妊娠をサポートしてやるのです。

妊娠判定

体外受精 妊娠

約2週間後に、尿検査や血液検査を行います。
この時に妊娠していなければ、次の取り組みについて検討していきます。

まとめ

体外受精は、誰でもすぐに取り組めるわけではありません。
行うのは不妊の原因がわかっているか、さまざまな取り組みをしても妊娠できない場合などです。
体外受精の流れやスケジュールには、多くのステップがあります。
まずは、排卵を誘発して採卵をします。
効率的に採卵をしたら、受精させて胚移植をしていきます。
胚を子宮に戻すタイミングには、いくつかの方法があります。
女性の状態を見ながら行っていきます。
なかなか妊娠できない人にとっては、とても効果の高い方法です。
医師とよく相談して、適切は方法を選択しましょう。

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