クロミッドを使った時に排卵を正確につかむには?

妊娠したい人にとっては、排卵を誘発するクロミッドはとても有用です。
卵子は24時間程度しか生きられません。
そこで、排卵の時期を正確につかむことがとても重要になります。
どのような方法があるのか、詳しく見ていきましょう。

スタンダードな排卵誘発剤のクロミッド

クロミッド スタンダード

クロミッドとは

クロミッドという薬は、排卵誘発剤といわれる薬です。
クロミフェンを主成分としていて、クロミッドというのは商品名です。
主成分が同じクロミフェンのものが、セロフェン、フェミロンなどあります。
クロミッドは、とても一般的な排卵誘発剤です。
不妊治療に取り掛かる人の多くが、クロミッドを使います。

クロミッドの効果

クロミッド 効果

クロミッドはホルモンのはたらきに作用して、結果的に排卵を促します。
エストロゲンという、妊娠のメカニズムにおいてとても重要なホルモンがあります。
本来エストロゲンを受け取るところに、クロミッドが入り込みます。
そのため、体がエストロゲンが足りていないと勘違いして、増やそうとするのです。

排卵障害がある人で無排卵でも、排卵を起こすことができます。
無排卵の人で排卵を起こすことができる確率は、80%程度となっています。
タイミング法を行っている人で、の成功の確率を上げたいときなども使われます。

クロミッドの使い方

クロミッド 使い方

クロミッドは、飲み薬タイプなので錠剤です。
1日の摂取量は、50〜100mgで、錠剤では1〜3個です。
生理の3〜5日目に飲み始め、5日間続けて服用します。
服用する時間は、毎日決められた時間に確実に行う必要があります。
子宮内膜が減少する副作用などの影響を少なくしたい時は、早めに飲むので3日目となるようです。
通常は、5日目とされています。
薬の効果は、約7〜10日で現れます。

排卵の特定

クロミッドを使うのは、排卵を促すためです。
排卵をしっかり確認できると、妊娠しやすいときに性交渉をできます。
通常、精子は女性の体の中で、2〜3日生きることができます。
それに対して、卵子は24時間程度とされています。
タイミング法でもとても有用ですので、排卵の日をしっかり特定できるようにしましょう。

基礎体温の計測

クロミッド 基礎体温 計測

妊娠を望んでいる人にとって、基礎体温の測定はとても重要な情報になります。
毎朝目覚めて起き上がったり動いたりする前に、婦人体温計を使って体温を測ります。
婦人体温計とは、通常の体温計よりも目盛りの細かいものです。
女性の体は、生理の周期の中で低温期と高温期を約0.3~0.5度の間で繰り返しています。
生理が始まってから排卵までが低温期です。
排卵後は体温が少し上がる高温期です。
つまり、体温が上がって高温期になったら排卵があった可能性が高いのです。
このように、常に基礎体温を測っておくと、生理の周期を掴むことができます。

排卵検査薬

クロミッド 排卵誘発剤

排卵の前になると黄体化ホルモン(LH)が大量に出されます。
排卵検査薬は、黄体化ホルモンの量を測ることで、排卵日を把握することができます。
基礎体温の計測だけでなく、排卵検査薬も使うとより精度が上がります。

超音波検査

卵胞の大きさを超音波で確認すると、排卵の時期を予測できます。
病院でのしっかりした検査になるので、専門の医師による判断を仰ぐことができます。

クロミッド 検査

まとめ

クロミッドを使って排卵を促す場合、排卵の時期を特定することはとても重要です。
日頃から基礎体温と排卵検査薬を使って、排卵を逃さないようにしていきましょう。
病院での超音波検査もとても有用ですので、排卵のありそうな頃に予約をとると良いでしょう。
クロミッドで、排卵の周期を整えて、しっかり時期を特定して妊娠に繋げていきましょう。

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