妊娠の仕組み
性交
妊娠の仕組みは、精子が女性の膣に射精されるところから始まります。
女性の膣の中は、とても強い酸性で、精子にとっては過酷な環境です。
子宮の入り口は、精子にとって難関となっていてかなりの精子はここで死にます。
排卵の時期には、頚管粘液というものが出されて、精子が子宮の入口を通過しやすくなります。
精子はかなり数を減らしながらも、卵子との出会いの場である卵管を目指します。
受精
一方で卵子は、女性ホルモンが分泌されて卵胞が大きく育ちます。
十分に刺激されて育ったら、排卵が起こります。
卵子が排出されると、卵管采がキャッチして卵管に来ます。
卵管では、精子と卵子が受精をして受精卵(胚)となります。
受精卵は、細胞分裂をして成長をしながら、1週間ほどかけて子宮までたどり着きます。
着床
受精して受精卵となったら、子宮で着床します。
着床が完了することによって、妊娠成立となります。
妊娠しやすい日
タイミング法
タイミング法は、排卵日を予想して、妊娠しやすい日に効果的に性交をする方法です。
すぐに取り組むことができるので、多くの人が試しています。
妊娠しやすい日のポイント
精子と卵子の寿命から妊娠しやすい日がわかります。
精子は、通常3日程度しか生きられず、卵子は1日とされています。
そのため、排卵日を予想して、その直前に性交をすることがとても重要です。
一番良いのは、排卵の時に、既に精子が卵管で待ち構えている状態です。
そのため、理想的には、排卵日の3日程度前から排卵日に性交を行うのが良いです。
妊娠が可能な日となると、排卵日の5日前から1日後までの期間となります。
排卵日を予想する
基礎体温の記録
基礎体温は、朝目が覚めて起き上がる前に測る体温(平熱)です。
基礎体温の記録からは、女性の体のさまざまなことがわかります。
そのため、妊活に取り組み人の基礎といえます。
女性の基礎体温を、低温期と高温期という時期があります。
低温期と高温期がはっきりと分かれていることが重要で、低温期から高温期に移り変わる頃に排卵があると予想されます。
少なくとも数周期は基礎体温を記録して、排卵予定日をしっかり予想できるようになりましょう。
頚管粘液(おりもの)
排卵の時期が近づくと、分泌される頚管粘液は粘り気が出てきます。
自分の頚管粘液を手にとって調べることで、排卵の時期を予想できます。
手にとって伸ばした時に、10センチ以上伸びるような場合は、排卵日が近いといえます。
まとめ
妊娠しやすい日を見極めるには、排卵日を予想する必要があります。
もっとも妊娠しやすい日は、排卵がある2〜3日前となります。
うまくタイミング法を取り入れて、効果的に妊活をしましょう。