妊娠初期の腹痛における流産リスクの見分け方

妊娠初期の腹痛には注意を払う必要があります。最悪のケースでは、流産に繋がる可能性もあります。
妊娠初期時の腹痛として考えられる原因と対処法をしっかり理解しておきましょう。

妊娠初期の腹痛と生理の腹痛の違い

腹痛 女性

生理の時の腹痛は、子宮を収縮させ経血とともに子宮内膜を体外に押し出すために起こるものです。
一方で妊娠初期の腹痛は、胎児の成長に合わせて子宮が大きなろうとすることで痛みを伴います。
痛みの感じ方としては、チクチク痛む、お腹が引っ張られるような感じがする、といった表現をされる人が多いようです。
妊娠初期の腹痛は、正常な腹痛と、流産につながる可能性のある危険な腹痛が存在します。
全妊娠の約15%は流産になってしまうことで知られています。
お腹に痛みを感じた際は、それが危険性を伴う痛みなのかしっかり区別しましょう。

妊娠初期の腹痛で心配のないもの

心配ない 腹痛 女性

以下のようなお腹の痛みは、妊娠中に見られる正常な痛みと考えられるため心配の必要はありません。

  • お腹の下の方が、外に引っ張られる
  • お腹から腰あたりにかけて痛む
  • お腹全体が引っ張られている
  • キュッと軽くお腹が痛む
  • 便秘による腹痛
  • 下痢による腹痛

妊娠初期の腹痛で注意すべきもの

流産 腹痛 女性

以下のようなお腹の痛みは、流産の可能性が疑われますので、該当する人は病院へすぐに連絡してください。

  • ギューと強く締め付けられるようなお腹の痛み
  • お腹が常時継続して痛む
  • お腹の下の方がズキズキと痛む
  • 生理の時と比べお腹の下の方に強い痛みを感じる

これらのお腹の痛みに合わせ、出血、基礎体温の低下、頭痛、その他妊娠初期症状が見られなくなった人は、流産のリスクがありますので、できるだけ早く病院へ連絡しましょう。

まとめ

妊娠初期に見られる腹痛には、心配する必要のないものと、すぐに病院に行くべきものがあることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
軽い腹痛程度であれば気にすることはないのですが、出血を伴う強い腹痛の際には、我慢せずに早めに病院へ連絡することをお勧めします。

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