一番妊娠しやすい時期っていつなの?[徹底検証]

一番妊娠しやすい日は排卵日当日?前日?翌日?
妊娠しやすい日をめぐっては、様々な噂がありますが正しい医学的な知識から本当に妊娠しやすい日をまとめました。

ズバリ一番妊娠しやすい日っていつなの?

結論から言うと、排卵前の3日前から排卵日翌日の5日間が妊娠の可能性が高い日です。
その5日間の中でも特に、排卵日2日前と排卵日前日の2日間が最も妊娠する可能性が高いとされています。

なぜ排卵日2日前と排卵日前日の可能性がもっとも高くなるの?

“射精された精子の寿命”、”精子を貯蔵する頸管粘液”、”排卵された卵子の受精可能な時間”が鍵となります。

精子の寿命

射精された精子の寿命は、長くて5日程度となり平均して3日ぐらいは生きていられます。

精子を貯蔵する頸管粘液

射精された精子は女性の子宮頸管から出ている頸管粘液内に貯蔵されます。
頸管粘液内に貯蔵された精子が順次卵管へ送りだされ精子と出会うことができます。

卵子の受精可能な時間

排卵された卵子が受精できるまでのタイムリミットはわずか24時間程度しかありません。

どうやったら自分の排卵日がわかるの?

自分の月経周期からマイナス14日することで大まかな排卵日が特定できます。
月経の周期は、一般的に25日〜38日と言われており人によって様々です。
ただし、排卵から月経までの日数はあまり個人差がなく大体14日と言われています。

つまり、自分の月経周期を大まかに把握できていれば前回月経があった日に月経周期の日数を足して14を引いた日が次の排卵日となります。
もっとも妊娠しやすい日は、排卵日2日前と前日となることから14に2日足した16日を引いた日にセックスをするのが良いでしょう。


まずは自分の月経周期を把握することが重要ですので、基礎体温表をまだつけていない人はこの機会につけ始めてみるのが良いでしょう。

排卵日を予測するもっといい方法はないの?

よく知られている方法としては、説明した月経周期からの逆算方法になるのですがより正確に排卵日を知りたいということであれば大きく以下3つの方法があります。

おりものから予測する

排卵期となると、膣内の頸管粘液の量と粘り気に変化が出てきます。
頸管粘液には、卵子のところまでできるだけ沢山の精子を運ぶ機能があり、排卵の時期となると粘液の量が増え、粘り気が出てきます。


指先を石鹸でよく洗った上で、人差し指と中指を膣の奥に入れ、突き当たりの粘液をはさみ取ります。はさみとった粘液を2本の指の間で伸ばしてみておよそ10センチ伸ばしても切れないということであれば排卵の時期が近いというシグナルになります。

排卵検査薬で予測する

市販の尿検査薬を使うことで排卵日を予測することも可能です。
排卵日の直前になると急上昇することで知られている黄体化ホルモン(LH)の濃度を尿検査でチェックします。
検査結果が陽性であった場合は、その当日と翌日にセックスをすると妊娠の可能性が高くなります。

超音波検査で予測する

病院でしか受けられない検査となりますが、超音波検査を行うことでかなりの精度で排卵日を予測できます。
超音波検査を行うことによって、卵巣内の卵胞の大きさを把握できます。
卵胞の大きは、排卵の直前になるとおよそ20ミリとなることで知られています。
検査当日の卵胞の大きさから排卵日を予測します。

まとめ

1回の月経周期において、妊娠の可能性が高まる期間はおよそ5日間です。
毎日セックスしているほど仲良しであれば、さほど気にすることはありませんが、仕事の関係等でセックスする回数も限られる場合は、きちんと排卵日を予測してセックスをすることが不妊治療では大切となってきます。

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