基礎体温を測れば排卵日がわかる?

妊娠しようとする人が測って記録するのが基礎体温です。
基礎体温の記録からどのようなことがわかってくるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

基礎体温とは?

基礎体温 概要

基礎体温には高温期と低温期がある

基礎体温は、朝目覚めた直後の何もしていない状態での体温のことです。
一般的に女性の基礎体温には、体温の高い時期である高温期と低い時期である低温期があります。
適切な高温期と低温期の温度差は、約0.3〜0.5とされています。
男性の平熱は1つしかありませんが、女性の体温は周期的に変化して2つに分かれます。
基礎体温は、とてもデリケートなため、ストレスなどでも影響を受けてしまいます。

排卵日の把握が重要

妊娠をしたい人にとって、基礎体温の測定は基本中の基本となっています。
それは、基礎体温の記録を表にしたものから、女性のさまざまな体の状態を読み解くことができるからです。
特に重要な事が、排卵日を予測できるようになることです。
女性の体の状態を正確につかむことができれば、妊娠のためにどうしたらいいのかがわかってきます。

基礎体温の測定方法

基礎体温 測定方法

基礎体温の測定に使う体温計は、目盛りが通常の体温計よりも細かくなっているものを使います。
こういうタイプの体温計は、婦人体温計や基礎体温計といって区別されています。
基礎体温は、毎日同じ時間帯で測定することが望ましいです。
朝目覚めたら、起き上がったりせずに舌の裏側に体温計をあてて測定します。
計測が終わったら、正確に記録を基礎体温表に記していきます。

良好な基礎体温表とは?

基礎体温 良好

低温期から高温期の移行期間

低温期から高温期へ移行するときに2日以内に移行することが望ましいです。

温度差

理想的な温度差は、約0.3〜0.5度の間での変化があることです。

高温期

高温期は、12〜14日間続く状態が適正な期間だとされています。
短すぎる場合、妊娠の可能性を下げてしまうことが予想されます。

気を付けたい基礎体温表のタイプ

基礎体温 おかしい

高温期がない

排卵をしてない可能性があります。
生理が来たとしても、排卵がないこともあるため注意が必要です。

高温期を維持できない

上記でも述べた通り、高温期は12〜14日間続く状態が適正な期間だとされています。
あまりに短い場合、黄体ホルモンのはたらきが良くないために、黄体機能が弱いなどが考えられます。

高温期が安定しない(体温が低い日がある)

ストレスによる影響や自律神経の乱れ、ホルモンバランスの崩れなどが考えられます。
貧血気味の人に多いようです。

低温期から高温期までが徐々に移行する

体の冷えや黄体機能不全が考えられます。
体が冷えていると、なかなかグラフの温度が上がってこないことがあります。

低温期と高温期の温度差が少ない

エネルギーの不足や黄体機能不全が考えられます。

低温期が長過ぎる

低温期は、25日程度続くまでが正常な期間とされています。
長すぎる場合、卵巣の機能が低下していることが考えられます。

基礎体温 異常

まとめ

子どもを作るときには、必須といえるのが基礎体温の測定です。
微妙なことでも体温に影響してしますため、測定は慎重に行う必要があります。
基礎体温表をしっかり残すことができれば、異常がある場合などに見つけやすくなります。
まだ付けていない人は、3周期ほど記録してみれば何かわかるかもしれませんので、ぜひ試してみて下さい。

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