高齢出産とダウン症
ダウン症とは
ダウン症は正式名称をダウン症候群といいます。
ダウン症が発症する原因となるのは、生まれつきの染色体の異常です。
遺伝子が含まれている染色体に異常があると発症してしまいます。
ダウン症の原因
人間の染色体は、普通は23対46本あります。
ダウン症の人は、23対の中で21番目の染色体が通常の1対2本ではなく、1対3本になります。
染色体の合計が47本となってしまい、ダウン症を発症してしまうのです。
染色体の21番目に異常があることから、ダウン症は21トリソミーとも呼ばれています。
また、ダウン症は合併症として心臓の病気にかかりやすくなります。
高齢出産だとダウン症の子が生まれやすい
高齢出産では、ダウン症の子どもが生まれやすくなってしまうというのは、よく知られています。
妊婦の年齢が上がれば上がるほど、ダウン症の子どもが生まれる確率も上がります。
ダウン症の子が生まれる割合
ダウン症の子が生まれる割合は、妊婦の年齢によってどれほど変動するのでしょうか。
下記が具体的な数値です。
20歳では約1500人に1人
30歳では約1000人に1人
35歳では約400人に1人
40歳では約100人に1人
45歳では約30人に1人
妊婦の年齢が40歳を超えると、ダウン症の子が生まれる確率も1%を超えます。
高齢になればなるほど多くのダウン症を持った赤ちゃんが生まれてくることがよくわかります。
ダウン症の子は早産になりやすい
通常は、初産の時は陣痛がきたとしてもすぐには生まれません。
陣痛が始まってからも、簡単には赤ちゃんは生まれないのです。
染色体異常がある子の場合は、早産になりやすいです。
また、陣痛がきてから出てくるまでの時間も短くなる傾向があります。
まとめ
妊婦の年齢が上がると、ダウン症の子が生まれる割合は上がります。
高齢出産の場合、ダウン症の子が生まれることが多いのです。
40代になるとそれまでと比べて確率はかなり上がります。
ダウン症などの染色体異常を持った赤ちゃんは、早産になりやすいです。
そして、陣痛が始まってから生まれてくるまでの時間も早い傾向がありまうす。
時間がかかる初産だとしても、早く生まれてくることがあります。