妊娠初期症状の概要
妊娠初期という時期とは
前回の生理日を妊娠0週0日として扱います。
一般的に妊娠初期とは、妊娠15週目あたりまでのことを示します。
妊娠超初期というのは、前回の生理日から32日間の時期です。
妊娠初期症状などという場合は、妊娠3〜5週めぐらいにある症状をいいます。
妊娠の兆候
妊娠初期に出るとされている兆候は、人によってさまざまなことが起こります。
まったく兆候がなく、妊娠していることもあります。
具体的な兆候を挙げると下記となります。
- 少量の出血
- 胸のはり・痛み
- 腹痛(下腹部痛)
- 頭痛
- 肌荒れ
- おりものの変化
- 吐き気・胃痛
- 下痢・便秘・頻尿
- 味覚・嗅覚の変化
- 倦怠感・眠気
- 情緒不安定
- 基礎体温の高温期の継続
兆候についての詳細
少量の出血
生理予定日の1週間前くらいに少量の出血がある場合があります。
この出血は、受精卵が着床する時に起きる着床出血といいます。
着床出血は、多くの場合、数日間続きます。
腹痛(下腹部痛)
子宮は、子どもの成長に合わせて大きくなる準備をするため収縮や拡張を繰り返します。
その時に、腹痛を感じることがあります。
胸の張り・痛み
妊娠すると、ホルモンのバランスが変化して乳腺が発達します。
乳腺が発達すると、胸に張りが出たり、胸に痛みを感じるということが起きます。
頭痛
妊娠が成立すると、プロゲステロンというホルモンが分泌されます。
プロゲステロンの血管の拡張作用によって、偏頭痛を引き起こすことがあります。
肌荒れ
ホルモンバランスが変化すると、肌にも影響してきます。
ニキビや吹き出物などができてくるような場合があるのです。
おりものの変化
妊娠後には、おりものの変化が見受けられることがあります。
以前とは違うおりものだと感じたら、妊娠による影響なのかもしれません。
吐き気・胃痛
吐き気は、つわりの症状としてよく知られています。
胃痛などに関してもホルモンの変化が影響しています。
味覚・嗅覚の変化
妊娠すると、味覚や嗅覚に変化が起きることがあります。
この兆候についても、広く知られています。
下痢・便秘・頻尿
子宮の変化によって、周りにある臓器を圧迫してしまうことがあります。
腸や膀胱に悪影響があると、下痢、便秘、頻尿などを引き起こします。
倦怠感・眠気
妊娠によっていつもよりひどい倦怠感や眠気を感じることがあります。
情緒不安定
ホルモンバランスの変化が、精神面に与える影響で情緒不安定になることがあります。
基礎体温の高温期の継続
妊娠が成立しない場合の基礎体温は、生理が来れば低温期になります。
そのため、高温期が続いているのであれば、妊娠の可能性があります。
生理の症状との違い
生理前に起こる不快な症状は、生理まで続きます。
しかし、生理がなかなか来ないで、症状が続くようなら妊娠の可能性が高いといえます。
上記の中でも、一番信頼性の高い妊娠初期の兆候が、基礎体温です。
生理予定日を過ぎても高温期が続いている場合、妊娠が成立していることが予想されます。
まとめ
妊娠初期の兆候は、さまざまなことが起こります。
生理前の症状とかなり似ている部分があるため、わからないこともあります。
ひとつの大きなポイントは、生理予定日を過ぎても症状がおさまらない場合です。
妊娠が成立しているかもしれないため、慎重に見極めて軽率な行動を取らないように心がけましょう。