妊娠の確率は年齢によってどのぐらい変わる?

女性の年齢が高齢になればなるほど妊娠の可能性が下がっていくことはよく知られています。
実際に確率としてはどの程度妊娠することができるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

女性の妊孕力

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妊孕力(にんようりょく)とは

女性の妊娠する力を妊孕力といいます。
妊娠しやすいことを、妊孕力が高いというように使います。
この妊孕力は、女性の年齢が高齢になるほど、下がっていきます。
つまり、高齢になるほど、妊娠しにくくなるのです。

妊孕力が落ちる理由

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妊孕力が落ちていく理由は、卵子の高齢化によります。
よく勘違いで、子宮などの女性の体における器官の機能が低下していくためだと思われています。
しかし、実際は卵子が劣化していることが理由としてあるのです。
女性は、生まれたときから卵子を体内に持っています。
そのため、卵子の年齢は女性の年齢と同じとなります。
新しく作られるものではないので、時間が経つと劣化してしまいます。
この事実は、とても大切なことなので覚えておいたほうがいいでしょう。

妊娠できる確率

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年齢別に見る妊娠の確率

この数値は、一回の排卵周期において妊娠できる確率です。
つまり、一月の間妊活に取り組んだ結果ということです。

  • 30代前半まで:25〜30%
  • 35歳:18%
  • 40歳:5%
  • 45歳:1%

30代前半までの妊娠

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30代前半までのカップルで特に異常がない場合、1年間妊活を続ければ90%程度の確率で妊娠できるとされています。
一回の周期においては30%程度だとしても、一年間続ければかなり高い確率で妊娠が可能なことがわかります。

37歳以降の妊娠

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一般的には、女性の年齢が37〜38歳あたりから妊娠の確率はかなり落ち込みます。
いわゆる高齢出産にあたるので、妊娠できたとしてもさまざまなリスクが上がります。
40代での妊娠は数%まで落ちてしまいます。
このあたりの年齢での妊娠は、相当難しいということを理解しておく必要があります。

流産の確率

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年齢別に見る流産の確率

  • 30代前半まで:10%程度
  • 35歳:25%
  • 40歳:40%
  • 45歳:50%

30代前半までの流産

流産は、染色体の異常などによって起きてしまいます。
染色体の異常は、年齢に関係なく一定の確率で起きてしまうため仕方ないことでもあります。

高齢化と流産

35歳になる頃の流産の確率は、25%まで上がってしまいます。
これは、高齢化によって染色体の異常が起こりやすくなるためです。
年齢が上がる場合、流産率もどんどん上がっていってしまいます。

まとめ

一般的によく知られていることですが、女性の年齢が上がると妊娠はしにくくなってしまいます。
個人的な差はありますが、37歳を過ぎたら妊孕力が一気に落ちてしまうことは、よく覚えておいたほうがいいでしょう。
さらに、高齢化によって流産の確率は上がってしまいます。
出産までたどり着くことが、適齢期を過ぎてしまうとかなり難しいことが結果としてわかっています。
子どもが欲しい人は、手遅れになって後悔する前に不妊治療を受けることを検討してみましょう。

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