排卵周期の中で妊娠の確率が高い日は?

女性の排卵周期のなかで、妊娠しやすい日はいつなのでしょうか。
性交をするのはいつでもいいわけではなく、適した時期があります。
詳しく見ていきましょう。

精子と卵子の寿命

精子の寿命

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精子の寿命は、射精後3日程度で、長くても1週間までといわれています。
膣内に射精された精子は3億個程度とされ、子宮やその先にある卵管を目指します。
その道の途中にある子宮の入り口は、最大の難関で大量の精子が死んでしまいます。
普段は精子が通ることが出来ないのですが、排卵の時期には頚管粘液が分泌され通りやすくなります。
さらに先の卵管に着くまでには、数百個程度になっています。

卵子の寿命

卵子の寿命は精子よりも短く、約24時間とされています。
卵巣では、成熟した原始卵胞が、約1ヶ月に1個ずつ成熟卵胞になって卵子を排出します。
排卵された卵子は、卵管采がキャッチして精子との出会いの場である卵管まで来ることになります。

妊娠の確率が高い日

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妊娠の成立

妊娠の成立は、精子と卵子の受精後に、子宮で着床をすることをいいます。
精子と卵子の出会うことができるタイミングを知っておくと確率を上げることができるでしょう。

排卵の周期

排卵と月経には、周期があります。
女性の子宮では、排卵に合わせて子宮内膜がつくられます。
妊娠が成立しない場合、子宮内膜が剥がれ落ちて排出されます。
このことを月経といいます。

妊娠が可能な日

妊娠ができる時期というのは、精子と卵子の寿命からわかります。
当然のことながら、精子と卵子が出会う必要があるからです。
排卵日の少し前が最も妊娠の確率が高い日となります。
排卵日を予想して、効率的に妊活に取り組むといいでしょう。

排卵日の特定

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女性の基礎体温

基礎体温とは、朝目覚めたばかりの時に測る体温のことです。
妊娠を希望する女性にとっては、基本的な取り組みといえるのが基礎体温の記録です。
毎日決まった時間に計測して、グラフを作って観察します。
女性における基礎体温は周期的に変化しています。
排卵の前後で温度の高い時期と低い時期にきれいに分かれているのが適切な基礎体温のグラフです。
基礎体温のグラフによってわかることの中で、特に重要なのが排卵日を予想することです。

排卵検査薬

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基礎体温に加えて、排卵検査薬を使うとより効果的です。
排卵検査薬は、排卵の前に起こるLHサージというホルモンが大量に分泌される現象を検知します。
LHサージの約24時間後に排卵があるとされています。

頚管粘液

排卵が近付くと、頚管粘液が多く分泌され粘り気が強くなってきます。
膣から指を入れて、自分で頚管粘液を採取して観察することで、排卵日の予想をすることができます。

まとめ

妊娠の確率が高い日というのは、精子と卵子が出会う確率が高い日ということです。
精子が3日程度で卵子が1日しか寿命がありません。
排卵日を予想して、妊娠の確率が高い日に性交を持てるようにしましょう。

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