妊娠検査薬はどんなもの?
妊娠検査薬とは
その名の通り、妊娠しているかを検査するのが妊娠検査薬です。
妊娠した時に尿の中に含まれているhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの量を測定します。
女性は、妊娠が成立した後に、hCGが多く分泌されます。
hCGが決められた量を超えた場合、陽性反応を出すようになっているのです。
妊娠検査薬の使い方
妊娠検査薬は、細長くなっていて、先の方に尿を染み込ませて検査をします。
尿を決められた位置まで浸ける、もしくはかけるなどして染み込ませます。
尿を染み込ませた検査薬は、結果が出るまで数分間は放置して待ちましょう。
数分が経過したら結果が出るので、陰性か陽性の反応のどちらかを確認しましょう。
検査結果における注意点
陽性反応がでた場合でも、実は結果が陰性の時があります。
尿に影響のある病気を患っている場合、流産の直後の生理の場合などです。
また、不妊治療などを受けていると、治療の過程でhCGホルモンを注射することがあります。
その結果、尿に含まれるhCGは増えて、妊娠検査薬の結果が陽性になってしまいます。
逆に実は妊娠しているのに陰性と出ることもあります。
一時的に水分をたくさん摂取して尿が薄まっている場合や検査の時期が早すぎてhCGが規定値に達していないだけの場合などです。
複数回検査を行うことや不明点は専門の医師に相談して、より精度の高い結果を得られるようにしましょう。
妊娠検査薬を使うのはいつから?
妊娠を正確に知るためには、いつから妊娠検査薬を使い始めればいいのか気になる人は多いと思います。
着床出血などの妊娠の兆候があると、すぐにでも検査をしたいのではないでしょうか。
排卵検査薬の検査を始める時期については、生理が始まると予想される日から1週間過ぎた頃とされています。
妊娠後に、徐々にhCGが上昇して、この頃には既定値を確実に超えているとされているからです。
hCGの増加については個人差があります。
そのため、実際に妊娠していたとしても、早い時期に検査結果が陽性にならないことがあるのです。
妊娠検査薬の種類によっては、より早く検査ができるものがあります。
この種類の妊娠検査薬は、既定値を少なくして早めの検知ができるようにしています。
まとめ
妊娠検査薬は、尿に含まれるhCGというホルモンの値を検査します。
一般的には、生理予定日から1週間過ぎた頃に検査を行います。
この時期である理由は、hCGの量がしっかり確認できるからです。
不妊治療を受けている人などは、妊娠をすぐにでも確認したいと感じます。
しかし、検査が早すぎると、妊娠が成立していても陰性という結果になってしまうので注意が必要です。