妊娠検査薬について
妊娠時の体の変化
妊娠が成立した場合、女性の基礎体温は高温期が続きます。
生理予定日には、当然ながら生理はきません。
妊娠のメカニズムにおいては、さまざまなホルモンが作用します。
その中で、妊娠した時に多く分泌されるのがhCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）です。
妊娠検査薬の仕組み
一般的な妊娠検査薬は、妊娠した時に尿の中に含まれているhCGの量を測定します。
hCGが決められた一定量を超えた場合、陽性となります。
検査薬に尿を触れさせるだけで、妊娠しているかどうかの検査ができるのです。
妊娠検査薬の種類
市販の妊娠検査薬には、検査の時期によって大きく２つの種類があります。
早期で反応が出るものと、より確実性の高い時期に検査するものです。
どちらがいいということはなく、どちらもメリットとデメリットがあります。
よく理解した上で使うようにしましょう。
妊娠検査薬の使い方
タイミング
一般的な妊娠検査薬を使うタイミングは、生理の予定日から１週間過ぎた頃とされています。
hCGの分泌が十分されていると予想される頃に、より正確な結果を得るための時期として定められています。
hCGは、妊娠後に徐々に増えて来ます。
また、増加量には個人差があります。
そのため、実際に妊娠が成立していたとしても、早い時期に検査結果が陽性にならないことがあります。
逆に、人によっては生理予定日の１週間より前に陽性反応が出ることもあります。
妊娠検査薬が早期のものである場合、もっと早く検査ができるものがあります。
タイミングは使う検査薬の種類によって違う可能性があります。
無駄な検査をしないためにも、よく注意して使うことが大切です。
正しい使い方
妊娠検査薬は、長い棒状になっています。
規定の位置まで尿に浸けるか、尿をかけて検査をします。
尿に触れさせた検査薬は、結果が出るまで数分間放置して待ちましょう。
数分が経過したら、結果が出ているはずなので確認できます。
妊娠検査薬の結果について
陽性か陰性どちらの場合であっても下記に該当する場合には注意が必要です。
陽性時
- 流産直後の生理周期
- 不妊治療でhCG注射などを受けている
- 尿に症状が出る病気にかかっている
- 悪性腫瘍による影響
陰性時
- 妊娠していても規定のhCGの量に達していないだけ
- 水分を摂りすぎて一時的に尿が薄まっている
まとめ
妊娠検査薬は、尿に含まれるhCGの量を測ります。
検査を行うタイミングが重要です。
早すぎても反応が出ない可能性があります。
一般的には、生理予定日から１週間過ぎた頃なので、それまでは待ってみると良いでしょう。
