不妊ヒューナーテストってどんな検査?なにが分かるの?

不妊検査の基本的な検査の一つであるヒューナーテスト。
ヒューナーテスト検査の受け方、受けることで分かること、、気になる費用まで丁寧にまとめました。

ヒューナーテストとは?

女性

ヒューナーテスト、日本語でいうところの性交後検査です。
性交後に膣内の頸管粘液を採取し、顕微鏡で精子の状態を観察します。

性交後って・・いつ受けるの?

時間

セックスをして数時間から2-3日以内に受ける必要があります。
そもそも精子の寿命は約3日と言われていますので、精子が死んでしまってからでは、検査の目的である精子の状態チェックができなくなってしまいます。

ヒューナーテストを受けることで何が分かるの?

女性

セックス後、精子は膣から排卵された卵子との出会いの場である卵管膨大部を目指します。
ヒューナーテストでは、精子の通り道である頸管粘液内の精子をチェックすることで、
問題なく精子が卵管膨大部に向けて移動できているかを確認します。


精子の状態がよくない、つまり頸管粘液の中で死んでしまっているとなると、精子は卵子と出会えないため妊娠できません。


このようなケースでは、女性の体質的に精子を殺してしまう抗精子抗体を保有している疑いが高まるため、血液検査を行います。
血液検査の結果が強い陽性を示した場合、自然妊娠は極めて困難となるため体外受精を行う必要がでてきます。

女性がヒューナーテストを受けることで、男性が精液検査を受けるきっかけに!?

男性 困り顔

不妊の原因の半分は男性側にあるわけですが、多くの男性が恥ずかしさから精液検査を敬遠します。
そのような状況の中、女性がヒューナーテストを受けたことがきっかけとなり、男性が精液検査を行うことが多々あります。
ヒューナーテストの結果、頸管粘液内に精子が見られないとなると男性側の問題が疑われるため検査を行う必要が出るからです。

ヒューナーテストの結果はコロコロ変わるって本当?

女性 疑問

ヒューナーテストは、検査するタイミングによってたまたま数値が悪く出たりすることがあります。
1回テストの結果が悪かったからといって、問題があると決めつけるのは時期早尚で何回かテストを受ける必要があります。

ヒューナーテストっていくらかかるの?

お金

ヒューナーテストは、一般的に健康保険の適用外となります。
ただし、全額自己負担とはいえ1回の検査費用の目安は300円〜1000円となりますのでそれ程高額な検査ではありません。

ヒューナーテストにかかる時間は?

時間

子宮内の粘液の採取だけですので数分で検査できます。

まとめ

ヒューナーテストは、比較的安い金額で気軽に受けられる検査となります。
簡単な検査を受けることで、不妊治療を受ける上で非常に重要な気づきを得られますので、不妊で悩まれている方は是非一度検査を受けられてみると良いでしょう。