女性には平熱が2つある
女性の平熱
女性の平熱は、2種類あります。
1ヶ月の中で、平熱が変化して、高い時と低い時があります。
下記で詳しく説明しますが、排卵に伴って体温が変化します。
男性の平熱
男性の場合は、病気にかかったりしなければ、体温が変化することはありません。
平熱が変動することはなく、常に一定です。
基礎体温について
基礎体温とは
朝目覚めた時に、起き上がったり、体を動かしたりする前の体温のことです。
女性の体温は、病気やストレスなどによる影響がなければ、約0.3~0.5度の間で周期的に変化を繰り返しています。
基礎体温の測り方
基礎体温を測るには、細かい数値の変化を読み取る必要があります。
一般的には、普通の体温計よりも目盛りの細かくなっている、婦人体温計を使って測定します。
十分な安静の後で、体を動かす前に、婦人体温計を舌の裏側にはむようにして測ります。
体温の低い時期
体温が低くなるのは、生理が始まってから排卵までの期間です。
この期間は、卵巣の中で卵胞を育てています。
体温の低い時期のことを、低温期や低温相といいます。
体温の高い時期
体温が高いのは、排卵後の期間です。
プロゲステロンのはたらきによって、基礎体温が高くなります。
体温が上昇するのは、約0.3~0.5度の間です。
体温が高い時期のことを、高温期や高温相といいます。
妊娠に適した基礎体温
高温相は、通常は11日〜16日間続きます。
10日以上あるのが、正常な期間とされています。
生理の周期が28日の方の場合、排卵の前で低温相が2週間、排卵の後で高温相が2週間となります。
基礎体温を記録する習慣を持ちましょう
基礎体温からわかること
基礎体温をみると、おおよそではありますがホルモンの状況が予想できます。
ホルモンの状況がわかると、排卵の時期を把握することができるようになります。
確実ではないですが、妊娠したかどうかということの判断材料の一つにもなります。
妊娠や不妊治療に取り組む方は、積極的に基礎体温を記録しましょう。
自分の体を知ることによって、さまざまなことがわかってきます。
そして、妊娠への取り組みに有効な情報を得ることが出来ます。
不規則な基礎体温
基礎体温が不規則になってしまうこともあります。
病気などにかかると、影響を受けるのはその一例です。
ホルモンのバランスが崩れていると、基礎体温も安定しません。
強いストレスがかかる生活をしていると、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
ホルモンが安定しなくて、基礎体温が不規則になっている場合、生理の不順であることが多いです。
妊娠を望む方は、体や心に負担の大きい生活を送らないようにしていきましょう。
まとめ
女性の体温には、排卵を境にして低温相と高温相という2つの平熱があります。
基礎体温をつける習慣があると、妊娠にむけて取り組む時に、参考になる情報を得ることが出来ます。
基礎体温が不規則だと、ホルモンバランスが悪く、体が妊娠するのに適していない可能性があります。
妊娠を望む方は、体も心も強いストレスのかからない生活をして、基礎体温が正常な値になるように心がけましょう。