早く妊娠したいのにできない!?不妊症かもしれません。

妊娠にはリミットがあります。
早く妊娠したいのにできないと、焦ってしまうことでしょう。
どうしたらいいのか詳しく見ていきましょう。

妊娠成立までの経緯

早く妊娠したいのに 解説

性交

性交(セックス)によって、男性の精子が女性の膣に射精されます。
精子は卵子との出会いの場である卵管を目指します。
膣内は雑菌を防ぐためにとても強い酸性になっていて、精子にとっては生きていくのに厳しい環境です。
子宮の入り口は精子が通り抜けにくくなっていて、たくさんの精子はここで死んでしまいます。
しかし、排卵がある時期に頚管粘液(おりもの)が多く分泌されるため、精子が子宮の入口を通過しやすくなります。
精子の寿命は2〜3日程度で、長くても1週間しか生きられないとされています。

受精

卵子は、ホルモンがはたらき卵胞が育って、時期が来ると排卵されます。
排出された卵子は、卵管采が受けとめて卵管まで来ます。
卵管で受精が起こり、受精卵(胚)となり、1週間ほどかけてゆっくりと子宮にたどり着きます。
移動の間、細胞分裂を繰り返して成長を続けています。

着床

子宮では、排卵がある時期に子宮内膜を厚く張ります。
子宮内膜は、着床に備えて用意される受精卵にとってのベッドの様なものです。
受精後に細胞分裂をして成長した受精卵は、子宮で着床を始めます。
着床によって、絨毛が子宮壁に根を下ろして、母体と繋がるのです。
この過程は、3日程度かかるとされています。
着床が完了することによって、妊娠が成立したことになります。

不妊について

早く妊娠したいのに 悩む

不妊の状態とは

不妊とは、妊娠を望むカップルが、1年間妊娠に向けて取り組んでも妊娠できない状態をいいます。
近年の時代の変化もあり、不妊に悩む人はかなり増えています。
おおよそ6組に1組は、不妊の状態とされています。
病院で受診していない人を含めると、さらに増えるかもしれません。

不妊治療という選択肢

不妊になった人には、不妊治療を受けるという選択肢があります。
不妊になってしまう場合、妊娠できない理由があるかもしれません。
不妊治療に取り組むときには、原因を特定するためにさまざまな検査をします。
しかし、しっかり調べたとしても、不妊の原因を突き止められないことも多いです。
原因がわかった場合、原因を取り除いたり対応して治療を進めます。
原因がわからない場合、妊娠の確率を高めるために、いろいろな方法を行います。

早く妊娠したいのにできないときの対応

早く妊娠したいのに 考える

早く妊娠したいと思っているのになかなかできないと、焦ってしまうことがあります。
具体的にはどのような取り組みがあるのでしょうか。

タイミング法

タイミング法は、排卵日を予測した上で、妊娠しやすい日に効果的に性交をして妊娠確率を上げる方法です。
不妊治療でも、時間的にまだ余裕がある状態の人が、始めに取り組む方法となっています。
ポイントとなるのが、精子と卵子の寿命です。
精子は2〜3日の寿命で、卵子は24時間程度の寿命とされています。
精子の場合、1週間生き延びることもあるようです。
そこで、排卵日の数日前からが妊娠の確率が高い日として性交を行います。

不妊治療

不妊治療では、検査をして問題がないかを確認していきます。
まずは様子を見るために、タイミング法から始めることが多いです。
女性の年齢が高齢の場合、はじめから人工授精などを行うこともあります。
具体的には、37歳前後から女性の妊娠する力が落ちていくため目安となります。

まとめ

早く妊娠したいのに妊娠できない場合は、対応をしていかなければいけません。
女性の年齢が高齢かどうかによって、不妊治療を受けるかどうかを決めます。
37歳頃から妊娠する力が落ちてくるので、ひとつの目安となります。

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