葉酸サプリの効果
葉酸の作用
葉酸の作用によって、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを低減できることがわかっています。
葉酸は細胞分裂のときに使われ、特に妊娠の初期は通常の2倍もの葉酸が必要とされます。
葉酸の不足によって、神経管閉鎖障害のリスクが上がるととらえることができます。
そこで、赤ちゃんが育っていく過程で必要な葉酸を、葉酸サプリで補うことが推奨されています。
葉酸サプリが良い理由
葉酸は食品に含まれているので、食事から摂ることができます。
しかし、食品から摂ることのできる葉酸の場合、加熱や胃酸の影響で活性を失ってしまうなどの理由から、利用率が50％程度と低くなってしまうという問題があります。
葉酸サプリから摂る葉酸の利用率は、80％程度とされているため、とても効率よく必要な葉酸を摂取できます。
また、障害のリスクを低減する効果は、葉酸サプリからの葉酸でのみ立証されています。
そのため、立証されている効果を得るためにも、葉酸サプリを使う方が良いとされています。
葉酸サプリを使い始めるタイミング
葉酸のサプリを使い始めるのに良いタイミングは、妊活を始めるときです。
妊娠してから葉酸が必要になるのは、障害のリスクを低減するためでした。
妊娠前には、着床しやすくする子宮内膜の発育を助ける効果があります。
つまり、着床の確率をあげて、妊娠成立をサポートする効果もあるのです。
時期毎でみる葉酸の推奨摂取量
厚生労働省による1日の葉酸の推奨摂取量が発表されています。
この摂取量を目安に考えて、適切に葉酸サプリを使っていきましょう。
1日の摂取量を超えても、高い効果が期待できるわけではありません。
過剰な葉酸は、排泄されてしまうため、多く摂ることに意味はありません。
飲み忘れについても、1日程度なら特に気にすることはありません。
次の量を増やしたりせず、1日の摂取量を守って使うようにしましょう。
下記が推奨摂取量です。
妊娠前・妊娠初期（1〜4ヶ月）
この時期における推奨摂取量は、400μgとされています。
子宮内膜の発育を助けたり、赤ちゃんの障害のリスクを助けるなど、とても幅広い効果が期待できます。
妊娠中期・後期（5〜10ヶ月）
この時期における推奨摂取量は、240μgとされています。
自閉症、流産、早産、妊娠高血圧症候群など、さまざまなことを予防してくれる効果が期待できます。
産後
この時期における推奨摂取量は、100μgとされています。
母乳の出がよくなったり、産後の子宮の回復を助けるといった効果を期待できます。
まとめ
葉酸サプリを使い始める時期は、妊活を始めるときが望ましいです。
妊娠初期が特に重要な時期ですが、子宮内膜の発育を助けるなど、妊娠自体にも良い影響を与えます。
葉酸サプリを使う習慣を取り入れて、最大限効果を得られるようにしてきましょう。
