多くの女性を悩ませている生理
毎月毎月来る生理を憂鬱に感じている女性は多いことでしょう。
気分が優れなかったり、お腹が痛くなったりと様々なことが起こります。
経血が多く出るので、その点も面倒であり不快に感じてしまいます。
特に、仕事を頑張っている女性には、苦しんでいる方がたくさんいます。
精神的にも不安定になってしまうため、仕事に集中できないのです。
どうして血が出るのか、なぜ毎月痛い思いをしないといけないのかなど、医師の元へもよく質問が来るようです。
男性にはなかなか理解できないですが、女性にとっては普通に生活する上で大きな問題です。
生理の重要性
女性の体で起こっていること
子宮には、受精卵が運ばれてきたときのために、子宮内膜がはられています。
受精卵が着床できるのも、子宮内膜があるからこそなのです。
タイミングも、排卵に合わせて用意されています。
女性の体は、妊娠を待っているかのように準備されています。
受精卵が運ばれてきて、着床した時は、妊娠が成立します。
しかし、受精卵が運ばれてこない場合は、子宮内膜は剥がれ落ちます。
そして、剥がれ落ちた子宮内膜は、経血となり膣から出てきます。
これが生理の時に女性の体内で起こっていることです。
生理が毎月しっかり来ることの重要性
子宮内膜が毎月しっかり作られて、受精卵が運ばれてくる時に備えています。
そして、受精卵が来ない時は生理としてリセットされ、次の排卵を迎えます。
こうしたはたらきがあるからこそ、受精卵は着床できて、胎児はすくすく育てるのです。
受精卵、つまり赤ちゃんにとっては子宮はベッドのようなものです。
そのベッドシーツを毎月新しく敷き直しているのが生理なのです。
妊娠したい方にとって、毎月生理が来ることの重要性がおわかりいただけると思います。
生理が来なくなってしまうこと
過度のストレス
少しくらいのストレスであるなら、特に問題はないかもしれません。
過度のストレスがかかってしまうと、視床下部が影響を受けてしまいます。
脳の視床下部などを起点に、ホルモンの伝達で女性の体が妊娠に向けてはたらいています。
その時に大切なのが、ホルモンのバランスです。
過度のストレスによって、ホルモンバランスが崩れてしまうと、生理が止まってしまいます。
急激な体重減
急激な体重の減少も、ホルモンバランスを崩してしまいます。
ストレスと同じように、生理が止まってしまうこともあります。
体は妊娠のことよりも、生命の維持を優先させます。
急激に体重が減ると、生命の危機を感じ取った体が、生理を止めて生命維持に力を使おうとしてしまうのです。
まとめ
女性にとって生理は、快いことではありません。
毎月来る不快で、痛みを伴う面倒なことです。
しかし、その生理こそ、妊娠に向けた準備が出来ていることの証明なのです。
毎月しっかり生理が来ることは、妊娠したい方にとっては、とても重要な事です。
生理が来なくなってしまうようなことを避けて、妊娠しやすい体を維持できる生活を心がけましょう。