どのぐらいのカップルが不妊になる?
不妊治療を受けるカップルは、近年増える一方です。
以前は10組に1組だったが、今は7組に1組が不妊といわれています。
この数字は、驚くべき数ではないでしょうか。
現在でもかなりたくさんの方が、不妊治療で妊娠に向けて取り組んでいます。
不妊治療のを受ける人は、これからますます増えていくことが予想されます。
そのため不妊治療に対する需要は増すばかりです。
不妊治療を受けている人にととっては、同じ境遇の人が増えて心細い思いをすることが減るかもしれません。
不妊の原因は女性だけじゃない
不妊の原因はカップルのどちらか、もしくは両方に原因があります。
決して女性だけに原因があるわけではないのです。
かつては女性に問題があると考えられていました。
妊娠は女性がするものなので男性にはそれほど深い関係がないものという思い込みを持つ人が多かったようです。
そして、子供が出来ない責任を1人で背負い込む女性が多かったということです。
現在ではさまざまな研究結果などから、男性側の問題も多くあるということがわかってきています。
だからこそ、2人で不妊に取り組むのがとても大切なことであるといえます。
不妊治療は、男性にとっては当事者意識が薄く、積極的に取り組んでくれないこともあるようです。
しかし、原因の確率が半分あるとわかれば、真剣に取り組まざるを得ないのではないでしょうか。
女性にとっては、ただでさえ不安な妊娠でトラブルを抱えているので、パートナーと一緒に進んでいけるということはとても重要なことです。
妊娠はやっぱり早い方がいい
36、37歳前後までが女性が自然妊娠しやすい時期です。
一般的には年齢が上がれば上がるほど、卵子も同じように高齢化して妊娠しにくくなります。
30代半ばを過ぎてしまうと、女性はどうしても妊娠しにくくなってしまいます。
この現実は現代の医療の力を持ってしても改善するのは難しいでしょう。
自然妊娠を望むのであれば、早い時期に妊娠できるように行動したほうが良いでしょう。
どうして不妊が増えている?
現代社会では、社会的な要因で不妊が増えています。
結婚が高齢化していたり、仕事を優先させるために妊娠を遅らせる人がいます。
また、子供を育てていくのにお金がかかるため、経済的に安定してからというカップルもいます。
女性にとっては、社会に出てから10年ほどしか妊娠を考えられる期間がありません。
社会人として仕事に集中したい時期と、妊娠に適した時期が重なってしまっています。
しかし、出産と年齢は切っても切り離せない関係にあるため、時期を意識しながらどちらをとるかを見極めなければいけません。
いつ不妊治療をはじめたらいい?
普通の夫婦生活を持って2年以上経っても妊娠しない事を不妊といいます。
20代の女性の場合は、2年ほどかけて自然妊娠を待ってみてもいいでしょう。
30代の女性の場合は、早めに不妊治療を受けてみることを検討しましょう。
特に不妊の原因で多くある生理関連の異変があるならば、なおさら医師の診察を受けてみることをおすすめします。