男性側に不妊の原因があることは十分に考えられます!

不妊原因の確率が男女半々と言われています。
意外だと思われるかもしれませんが、男性が不妊の原因になっている可能性は十分にあるのです。
女性に比べて、検査自体はとても簡単ですので、一度受けてみてはいかがでしょうか。

男性の検査について

どんなことをするの?

4回ほどの検査が必須となっている女性に比べて、男性は精液検査と感染症を検査する採血だけです。
精液は自宅で取っても良いですし、病院で用意された部屋で取ることも出来ます。
男性の場合は、それだけで終了となります。
女性は検査だけで何度も病院に通わなければなりません。
それなのに、男性はたった一回で検査が終わってしまいます。
女性に比べてすぐ終わるということもありますし、何よりも簡単なのでぜひ受けることをおすすめします。

精液検査の注意点

精液を取るのは、2日から7日ほどの射精しない期間を空けてから行います。
射精しない期間は、短すぎても長すぎても良くないです。
短すぎる場合は、精液の量が少なくなる可能性が高いです。
検査のときに少なくなってしまうので、射精される精子の正確な量を知ることが出来ません。
間違った情報を得てしまうと、間違った打ち手を打ってしまうかもしれないので注意が必要です。

長すぎる場合は、古い精子が一緒に出てきてしまうので、全体で見ると質が悪くなります。
精子は毎日作られるので、このようなことが起こります。
定期的に射精をすることによって、古い精子を使って、質のいい状態で保つするようにしましょう。
機能は使わないと衰えてしまうということもあるので、あまり長く射精をしない期間を空けないほうが望ましいです。

射精において何が問題になるのか

精液の問題には、量的なものと、質的なものがあります。

具体的には、量的な問題とは、精子の量が少ないことです。
精子の量はたくさんあるように見えていても、検査の結果では精子が含まれていないようなこともあります。
精子の量が少ない場合は、精子が卵子までたどり着く確率が下がってしまいます。
たどり着けないということは受精できないので、妊娠ができません。

質的な問題とは、動きが悪い状態のことです。
運動の量が少ないことで、卵子まで進んでいくことができなくなってしまいます。

精子に問題がある場合は、女性側に問題がなくても、人工授精や体外受精をすることになります。

男性でも検査を受けるべきです

女性に原因があるのであれば、生理不順や腹痛などの自覚症状があることが多いです。
しかし、男性に原因がある場合、問題があるかどうかは精液検査を受けるまでわかりません。
できるだけ、女性と同じタイミングで検査を受けるのが理想だといえます。
初めて不妊治療で病院に行く女性にしてみれば、心強いでしょう。
手間のかかる検査はないので、気負わずに受けられるのは男性にとっては嬉しいでしょう。