不妊の原因の半分は男性にある!?

一般的に、不妊の原因は女性にあると思われている方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際には、女性側にある場合と男性側にある場合の割合は半々とされています。
男性による不妊の可能性も高いので、女性だけでなく男性も積極的に不妊治療に参加していきましょう。

やっぱり不妊の原因は女性にある?

今でも、不妊の原因は女性にあると思われていることが多いです。
家族から女性側に原因があると決めつけて、病院に行くように言われることもあるようです。

女性自身も、自分のせいなのだから頑張らなければいけないと思って、不妊治療に積極的に取り組んでいる方が多くいます。
しかし、実際は男女の比率でいうと、同じくらいであるとされています。

男性側の問題と対策

男性は治療に消極的

不妊原因の確率が男女半分ずつというのは、意外だと思う方も多いのではないでしょうか。
一般的に、多くの方が女性に不妊原因があると考えてしまいます。
女性に不妊原因があるとなれば、男性は受診には消極的になってしまいます。
特に、再婚した男性で、前妻との間に子どもがいる場合などは、自分には問題がないと決めつけてしまっている事があります。

精子に問題が出る

精子は精巣で毎日つくられるものです。
年齢を重ねていくと変化して劣化する場合があります。
そうなると、以前に子どもができたから、検査は必要ないという理屈は通らなくなります。
それ以外にも、注意しなければいけないこともあります。
男性で、C型肝炎の治療薬、免疫抑制剤、痛風薬、リウマチ薬などを使っている方です。
使用している場合、胎児に染色体異常などのリスクが出てきます。
リスクを避けるために避妊をしなければいけないことがあります。

勃起機能の低下

EDといわれる勃起機能の低下で悩みを抱えている男性は多いです。
多くなっている理由は、生活習慣の変化によるもので、潜在的には増えています。
EDを治療するにあたっては、ストレスをなくすことが大切です。
外国人の患者の方からの質問で多いのは、治療のために何を飲めばいいかです。
病院では、バイアグラやシアリスという薬を処方されるようです。

男性側の問題の対策

サプリで精子の質を良くする

精子の質を良くするためにサプリがあります。
お薦めのサプリが気になる人は多いようです。
精子運動率の改善に効果があるのは、抗酸化剤です。
抗酸化剤としては、ビタミンEやビタミンC、亜鉛、セレンが良いとされています。
抗酸化剤は6ヶ月以上、服用していくことが大切です。
トマトを加熱処理したトマトソースやトマトジュースに入っているリコピンも精子の運動率を改善します。
精子の濃度の改善にはビタミンB12や葉酸が有効とされています。